マルチに使えるルクルーゼココットロンドの魅力

鋳物ホーロー鍋の製造工程

 

 

ル・クルーゼのホーロー鍋の原料には、銑鉄、鋼鉄、そして再生鉄が使用されています。1つの鋳物ホーロー製品を作るには凸凹2つの型を使用し、凹型は外側の形、凸型は内側の形を型取るのに使われます。この型は金属製の型に砂を詰め込んで作られます。そして2つの砂型を重ね合わせて出来た隙間に、1400度以上の高熱で溶かした原料を注ぎ、継ぎ目のない一体型の鋳物を作るのです。

 

 

ここが鋳物を作る上で最も重要な作業であり、そのすべての工程は常にコンピュータによってコントロールされています。流し込んだ鉄が冷めたら、砂型を割って中の鋳型を取り出します。この時に崩された砂型は、また次の砂型を作るために再利用されていきます。

 

 

この時点で、すべての鋳物は熟練した職人によって念入りに検査されます。このとき問題のある鋳物は、もう一度溶かされて再利用されます。この検査の後、機械と人間による2段階のクリーニング工程を経て、滑らかな鋳物が出来上がります。

 

 

滑らかになった鋳物は、耐久性と保温性を高めるため、鍋の外側に2層以上のエナメルコーティングが施されます。

 

 

まず1層目のベースコートは840度で焼き付けられ、2層目以降のカラーコートは800度で焼き付けられます。鍋の内側もエナメル質のホーロー加工が施されます。このために煮物はもちろん、揚げ物、炒め物など、どんな料理にも対応できるのです。出来上がった製品は、最後に専任の担当者による厳しい検査を通って箱詰めされていきます。